手彫り仕上げの印鑑 - 京都職人が作る特別な逸品
ご提供する印鑑は、京都で長年にわたり伝統技術を守り続けてきた職人によって作られています。各工程において、職人が丹念に手作業で仕上げることで、唯一無二の印影を生み出しています。このこだわりが、当店の印鑑を特別な存在にしています。
当店は、1945年の創業以来、皆様に支えられ79年を迎えることができました。長い年月をかけて磨き上げた技術を受け継ぎ、職人が一つひとつ手仕上げで印鑑を作成しております。ご結婚やご出産、ご成人、ご契約、会社設立といった人生の節目に寄り添い、お客様にとってかけがえのない存在となる、唯一無二の印鑑をお届けいたします。記念品や贈答品としてもぜひご利用いただきたい一品です。
京印章の伝統
京都で受け継がれる「京印章」は、伝統工芸品として広く愛用されています。当店では、京都府印章業協同組合の認定を受けた京印章制作士・井ノ口清一が、古き良き技術を現代に活かし、心を込めて印章の監修と製作を担当しております。
当店の印鑑は、手書きの文字印影と手彫り仕上げの彫刻にこだわり、職人が一画一画に心を込めて丁寧に仕上げています。コンピュータや彫刻機による大量生産が一般的となった今だからこそ、職人の手仕事が生む温かみと独自の価値をお伝えしたいと考えています。お待たせしてでも手にしていただける、特別な印鑑作りに努めてまいります。
手書き文字の印影
熟練の職人が一文字一文字に心を込めて描き上げた手書きの印影は、偽造が困難な唯一無二の存在であり、他にはない深みと味わいを備えています。当店では、ご家族で複数の印鑑をご注文いただく際、同じ文字であっても見分けがつくよう異なる印影デザインを提供しております。また、「力強い」「柔らかい」などのご希望に応じて、可能な範囲で当店独自の作風で仕上げさせていただきます。
当店では、実印・銀行印・認印・会社印といった大切な印鑑に、コンピュータソフトのフォントを使用することはありません。同じソフトを使う印鑑店が多いため、いくら調整しても印影が似通ってしまうことは避けられません。しかし、西野工房の印鑑は、すべて職人が手書きで一つひとつ印影を描き上げ、コンピュータでは表現できない柔らかで趣深い印影を実現します。京印章制作士の手による温かみと重厚感ある手書き印影を、ぜひ感じていただければ幸いです。
西野工房の代表的書体『流線印相体』
西野工房独自の書体「流線印相体」は、線の一本一本が上向きに配置され、運気向上の願いが込められた書体です。力強さと繊細さを兼ね備え、絶妙なバランスを持つため、多くのお客様から人気を集めています。
直線で構成された書体『印篆印相体』
京印章の極意を取り入れた「印篆」を、印相体風にアレンジして直線的に構成した、西野工房ならではの書体です。この書体は、各文字の画数が異なるため全体のバランス調整が難しいのですが、独自のデザインで文字を折り曲げて空間を埋め、洗練された印影を生み出しています。
多くの店で使用されるのは、パソコン上のフォントをそのまま印影として彫刻する方法です。パソコンフォントは均一で美しく見えますが、どの文字も同じテンプレートを使用するため、機械的で個性が感じられません。これに対して、当店では職人が一つひとつ手書きで文字を作成します。手書き文字は、機械では再現できない微妙なニュアンスや、力強さ、温かみを持っています。
手彫り仕上げの彫刻
機械では再現が難しい柔らかな曲線を、印刀を用いて一つひとつ丁寧に手彫り仕上げで彫り上げ、手書きの風合いをそのまま活かしています。線を削りすぎたり、彫りの深さが適切でないと、鮮明な印影が得られないため、細部まで細心の注意を払っています。枠内のエッジや曲線を印刀で精密に仕上げることで、きれいに捺印できる印鑑を作り上げています。
熟練の職人
印刀の切れ味や仕上げの精度には、豊富な経験と深い知識が必要です。お客様の想いとご要望に応えるため、職人が一本一本に情熱とこだわりを込めて、丁寧に作り上げています。
京印章制作士 井ノ口 清一
当店の特徴である手書き文字の印影は、同じお名前で複数ご注文いただいた場合でも、一つひとつ異なる印影になるようデザインしています。仕上げには「捕刀」を施し、捺印時の仕上がりまで丁寧に検品いたします。
朱竹印作家 荒木 信明
沖縄の書アーティスト 書浪人 善隆
こだわりの印鑑を購入されたお客様の声
こちらで実印を作って頂いたのは~3回目です!仕事が丁寧で仕上がりも非常に満足いく物でした。次回の機会も是非お願いしたいと思って居ます。
自分用に実印の制作をお願いしました。すべての文字の端々が上を向く吉相体で仕上げてくださっており、とても満足してております。ありがとうございました。
この度は、素晴らしい印鑑ありがとうございました。届いた美しい印鑑に感動しました!!高級感があり、流線印相体の素敵な実印で、すごく気に入りました。大切に使っていきたいと思います。ありがとうございました!
今回二回目の注文ですが 前回同様素晴らしい仕上がりです。字体を見ても女性らしさを感じるものです。間違い無かったと思います。
印鑑が届き期待しながら開けるととても丁寧に作っていただいているのが感じられました実印を一度作ると買い替えることは少ないと思います 長く使うものとして象牙にしましたが印材も字体もそのバランスも良くてとても良かったです
職人が作る、特別な印鑑を手に入れませんか?
当店では、印影のデザインから手彫り仕上げまで、すべて職人の手作業で行っています。ご自身や大切な方への贈り物としても最適です。
印鑑をオーダーする専門用語と解説
- 印影
- 捺印した際に紙に残る印鑑の形やデザインのことです。印鑑を押したときの形が「印影」と呼ばれます。
- 手書き文字印影
- 職人が手書きでデザインした文字を基にした印影です。機械フォントとは異なり、温かみや個性が感じられるのが特徴です。
- 捕刀
- 印鑑の仕上げの工程のひとつで、細部を微調整し、彫り跡を整えて仕上げる作業を指します。捕刀によって印影がさらに美しくなります。
- 京印章制作士
- 京都府印章業協同組合から認定を受けた職人の称号で、印章作りにおいて高い技術と経験を持つ職人が名乗れる資格です。
- 印刀
- 印鑑を彫るための専用の刀です。職人が手作業で印影を彫り込む際に使用します。
- 手彫り仕上げ彫刻
- 職人が手作業で印鑑を彫り上げること。機械だけでなく、手で仕上げることで、細部まで美しい印影が得られます。