象牙の印鑑は、耐久性と耐摩擦性に優れており、長期にわたってご使用いただける信頼性の高い商品です。その重厚感は、所有する喜びをさらに高め、手にした瞬間からその最高級の手触りと質感を実感いただけます。また、繰り返し使うことで現れる美しい光沢は、まさに自分だけの印鑑へと育てていく楽しみを提供します。朱肉とも相性が良く、印影が鮮明で美しく、使うたびに深まる愛着とともに、大切な書類に確かな印を残すことができます。当店の象牙印鑑で、特別な印鑑体験をお楽しみください。
象牙のランクについての説明について>>
象牙の主成分はカルシウムで構成されており、粒子が細かく、耐摩耗性および耐久性に優れた印鑑に理想的な印材です。また、朱肉のなじみも良く、適度な硬さと弾力性、粘り気があるため、紙への適応性も良いことから、美しい押印ができる印鑑として知られています。特有の美しい乳白色が特徴で、印頭の目も極めて微細、艶やかな光沢が見られます。まさに象牙らしい自然な色合いをしています。
貴重な象牙を使用したこの印鑑は、その美しさと希少性で知られています。象牙は芸術的観点と温かみのある色合いで、長きにわたり高い評価を受けてきました。しかしながら、環境保護と野生動物保護のため、1989年のワシントン条約以降、象牙の国際取引は厳しく規制されています。
お届けする象牙印鑑は、これらの規制を遵守し、日本国内で合法的に取り扱われているものです。日本政府が発行する認定シールが付与されており、安心してお使いいただける逸品です。伝統と格式を重んじる方にふさわしい、この象牙印鑑で、あなたの大切な文書に格調高い一筆を加えてみませんか。美しさと機能性を兼ね備えたこの印鑑は、使うほどにその価値を感じていただけることでしょう。
象牙は、とてもデリケートな印材となります。乾燥や急激な温度変化のある時期には、特に気をつけて、必ず印鑑ケースに入れて保管することを推奨しています。印鑑の水洗い、ウェットティッシュでのお掃除は絶対におやめください。印面が脆くなり、欠けやすくなります。きれいにするつもりが逆に劣化の原因となります。細かいごみや汚れが付着して気になる場合は、専用の柔らかいブラシを使用して、定期的に手入れをするようにしましょう。
当店の印鑑は、お客様の大切な印鑑を、京都の熟練の印章制作士が注文を受けてから一点ずつ手書きでデザインし、作製しております。一般的なコンピュータによる印影とは異なり、職人の手によって生み出されるため、お客様だけの唯一無二の印影をお持ちいただけます。それにより、お客様の大切な文書や契約に、温かみと個性を加えることができます。
彫刻工程においても、荒彫り後の仕上げを職人が手彫りで行い、手書きの風合いを大切にした仕上がりを実現しています。この手仕上げによる細やかな曲線は、機械では決して表現することができない、職人技の結晶です。
実印・銀行印・認印の表記は、当店で分類しておりますが、銀行印をご注文いただいた場合でも、実印や認印として、また、実印をご注文いただいた場合でも、銀行印や認印としてご使用いただいても問題ございません。ご使用用途は、お客様のご判断でご使用いただけます。
男性用の実印は、堂々とした16.5ミリまたは、18.0ミリをお勧めしています。女性の方でご結婚されている場合は、ご主人より小さいものをお選びいただくお客様が多いですが、男性の方と同じ大きさの実印でも問題ございません。女性の方でも、企業家の方などビジネス上でご使用になる場合は、大きいサイズをお勧めしています。代表者としての実印をお作りください。印材によっては、21.0ミリもご用意しています。
実印が求められる時は
必ず準備が必要となり使用する場面が訪れるのが「実印」です。重要な手続きに用いられることが多く、頻繁に押印をする印鑑ではないため、急に必要となり慌てて準備するケースも多いです。例えば、土地や家を購入する時(不動産取引)や自動車を購入する時、金銭などの貸借証書・契約書で使用されます。その他には、遺産相続を行う際にも使用されます。
実印の規定
作成しても登録しなければ実印の効力を発揮しません。実印は、市区町村(住民票を登録している)の役所に登録された、公的に認められた印鑑のことを指します。印鑑登録は、1人につき1カ所でしか登録できません。引っ越しの際は、転居先で印鑑登録が必要になります。役所に申請を行い正式に登録された印鑑が、実印となります。何かしらの手続きが必要であるため、簡単に印鑑を変えることはできず、一度登録した実印を一生使い続ける人も多いのが現状です。必要に迫られ、納期が比較的早い大量生産を行っている印鑑を一生使い続けることにならないよう、早めの準備と印影が他の人と異なることが最も重要です。
●8mmの正方形以上、25mmの正方形以内に収まるもの
●形は、円形が一般的です。
●フルネーム、苗字のみ、名前のみであれば登録は可能。
※旧姓での作製はできませんし、フルネームで作製されている場合、結婚して名前が変わった場合には、新しく作製する必要があります。女性の方は、名字が変わることがありますので、名前だけで作製されると長く使用できます。
●ゴム印やスタンプなど変形しやすい材質は登録不可。
印影の重要性
実印は、最も重要な印鑑になります。購入の際に注意して確認しておく必要がある点は、コンピュータで大量生産されている実印であるかどうかです。機械彫りで大量生産されている印鑑は、納品がとても早く、価格帯も非常に手頃です。しかし、重要な意思決定の時に、合意の証明が他の人と同じ印では、セキュリティ上好ましくありません。自分だけが持っている印影で印鑑を作製することが重要です。
銀行印として
男性用の銀行印は、15.0ミリ、女性用の銀行印は、13.5ミリがお勧めです。
実印と銀行印を一本に統一すると、保管や管理が楽になるとともに、本来二本分のコストを一本分に抑えられるため、経済的です。しかし、紛失した時のリスクも考慮する必要があります。
実印と銀行印を分けていれば、失くした印鑑のみの再登録手続きで済むのですが、兼用にしていると実印と銀行印の両方の手続きが必要となります。また、悪用される危険性も、実印ならば不動産や車、銀行印ならば登録した金融機関までリスクが高まります。各印鑑の使用用途や重要度が異なることを考慮すると、別々で用意することを推奨します。
銀行印が求められる時は
銀行印とは、銀行・信用金庫・信用組合などの金融機関に印影の届け出をしている印鑑のことを言います。預金の引き出しや振り込みをする際に使用されていましたが、ATMなどの普及により、キャッシュカードなどで引き出し・振り込みを済ませることが多くなり、頻繁には必要がなくなりつつあります。しかし、金融機関での口座開設や保険の契約など金銭に関わる契約の際には必要です。
銀行印は、縦書き・横書きどちらが人気
印鑑本来の彫刻文字としては「縦書き」が基本ですが、昔から上から下へお金が流れていくことを避ける意味で、「横書き」がお金がたまるとされており、ほとんどのお客様が「横書き」を選んでおります。認印や実印は縦書きで作製される方が多く、区別しやすいというメリットもございます。
認印や実印を銀行印として登録できますか
認印や実印として使っている印鑑を、銀行印として登録することに法律上の問題はございません。大量に生産された印鑑を登録することも可能です。しかし、同じ名字の印鑑が簡単に手に入るため、悪用される危険性が増します。また、一緒に使ってしまうと、普段から頻繁に使うことになり、印影が偽造・複製されるリスクも高まります。自分の財産に関わる重要な印鑑なので、セキュリティの観点から、偽造されにくい手書きの印影とし、認印・銀行印・実印は別々にご用意いただくことをお勧めします。
認印として
男性用の認印は12.0ミリ、女性用の認印は10.5ミリがおすすめです。ただし、会社などで使用する場合、上司の方より大きいサイズの印鑑となってしまう可能性があるため、小さめの10.5ミリを選ばれるお客様もいらっしゃいます。
認印が求められる時は
認印とは、届け出を必要としない印鑑のことです。日常生活だけでなく、職場での確認事項への簡単な署名として、または回覧や荷物の受け取りなど、書類の承認や意思確認にも使われます。
人気の書体は
確認したというサインの代わりになることに使われることが多いので、当店では、「読みやすい印相体」をお勧めしています。他の人が見て判読しやすいことが理想です。
認印は、縦書き・横書きどちらが人気
縦書きを選択する方が圧倒的に多いです。理由としては、横書きでも使用可能ですが、現代の横書きは『左から右』、一方で印鑑の横書きは『右から左』となるため、相手に判読されにくくすることを避けるため縦書きが選ばれています。
単品で複数本買いそろえるより、まとめて購入いただく方が割引があるのでお得です。また、複数本購入時の彫刻文字ですが、別々のお名前を作製することも可能です。同一文字のお名前をご注文いただいた場合は、基本的に異なる印影で作製しています。