薩摩本柘は、木材印材の中で代表的な印材です。国産の肥沃な土地と温暖な気候で育った印材です。古くから使われており、繊維が詰まっており硬く、加工性に優れた素材です。
会社実印は代表者印とも呼ばれ、本社所在地の役所に届出している会社の印鑑です。役所に出す正式な書類や、対外的に契約を交わす時などに必要です。企業の権利義務を立証し、法務局関連の届けや登録などの重要書類に使用します。登記申請など、重要な契約締結に使われ、印鑑証明書を添付すれば、会社の代表者が取引を行ったという重要な証拠になります。
会社実印(代表者印)が求められるとき
形式的には、法人登記を変更することも可能な印鑑であり、実印が押されている書類は、その会社が正式な意思決定に基づいて捺印したものとして扱われます。会社実印(代表者印)の責任は重大です。
会社を設立するとき
不動産の売買契約をするとき
企業買収の契約をするとき
取引先との契約をするとき
連帯保証の契約をするとき
正式な文章など重要な契約をするとき
会社実印(代表者印)サイズの規定
会社実印は代表者印とも呼ばれ、登録できる印鑑は、「辺の長さが1cmを超え、3cm内の正方形の中に収まるものでなければならない」という法務局の規定があります。形状や刻印内容に関する規定は特にありません。四角や三角の形でも可能ですが、一般的には丸型の印鑑が用いられています。
会社実印(代表者印)に適したサイズはこれ!
会社実印は18.0ミリが定番のサイズとなっており、当店でも実印としてご購入されるお客様がほとんどです。代表取締印としての風格・威厳を求めるお客様は21.0ミリをお勧めしております。印鑑は大事な印鑑ほど大きく作るという慣わしがあります。個人用印鑑でも会社用印鑑でも、実印>銀行>認印の順で重要とされます。なので、会社実印(代表者印)は「会社用銀行印よりも一回り大きいサイズ」を意識して作ることをお勧めしております。
会社実印(代表者印)の刻印内容
一般的には丸い印面の中に2重枠で作られ、その外枠には「会社名」や「屋号」が入り、内枠には「代表取締役印」等といった一般的に定款に記載する代表者の役職名を彫刻します。
会社設立には「個人の実印」と「会社実印」が必要
会社を設立する際には、実印が2本必要になります。発起人や取締役、代表取締役の役員は、個人の実印を書類に押すことになるので、個人実印を用意しておく必要があります。印鑑証明書も用意が必要です。会社実印についても個人と同様、実印が必要です。設立の登記を申請する際に、法務局に会社の実印を届け出て登録を行います。
登記段階で必要な印鑑は次の通りです。
定款の認証/発起人が個人の実印を用いて公証役場に提出します。
就任承諾書/取締役会を設置している会社は代表取締役、取締役会を設置していない会社は取締役全員の個人実印が必要で、法務局に提出します。
会社実印の印鑑届出/設立時の代表取締役の会社実印、個人実印を用いて法務局に届け出します。
資本金払込証明書など/設立時の代表取締役の会社実印を用いて法務局に届け出します。
発起人決定書/発起人が認印を用いて法務局に届け出します。
個人用印鑑の実印もご用意しております。
個人用印鑑の実印を見る>>
個人が口座を開設するとき同様、会社が銀行で口座を開設する際にも代表印の他に金融機関への印鑑の届け出・登録が必要になります。法人銀行印・銀行届出印・金融機関届出印などとも呼ばれます。一般的には、法人実印とは別に法人銀行印を作製します。
会社銀行印が求められるとき
銀行印は経理担当者など、会社の代表者以外が使用する場合もあります。法人実印は極めて効力が大きい印鑑であり、銀行印と同一にしてしまうと悪用のリスクが高まるので別々に作製することをお勧めしております。
銀行など金融機関で法人の口座を開設するとき
口座からの出金
口座振替や小切手・手形への押印
会社銀行印サイズの規定
会社銀行印として登録できる印鑑のサイズには規定がありません。極端に言えば好きなサイズで会社銀行印を作成しても問題はありません。
会社銀行印に適したサイズはこれ!
会社銀行印には16.5ミリを銀行印としてご購入されるお客様がほとんどです。「会社実印(代表者印)より一回り小さいサイズ」で作成されるお客様が多く、会社実印(代表者印)と会社銀行印は両方よく似た印鑑です。違いがわかるようにそれぞれ異なるサイズで作成をすることで印鑑の管理がしやすくなります。
会社銀行印の刻印内容
一般的には丸い印面の中に2重枠で作られ、その外枠には「会社名」や「屋号」が入り、内枠には「銀行之印」等を彫刻します。
角印(社印)とは、印鑑を押印した際に印影が四角い枠で囲まれている印鑑のことを指します。個人用印鑑では、あまり作製されない形のため、風格がありますが、認印にあたる役割を果たします。捺印の機会が他の実印や銀行印と比べても一番使用頻度が高い印鑑となり、多くの方の目に触れる機会があるため、こだわりの印鑑で作製しますと相手に与える印象が変わってきます。
最近では、個人事業主やフリーランスの方も、取引先(企業)に提出する請求書や見積書に良い印象や信頼性を高めるために角印(社印)を用意し、捺印される方もいらっしゃいます。
角印(社印)が求められるとき
角印(社印)は、会社・法人の認印に当たるので、特に届け出や登録を行う必要はありません。
取引先に提出する見積書
取引先への納品書
請求書
領収書
社内の通達・通知文章
角印(社印)サイズの規定
一般的に一辺の長さが21.0mmから24.0mmで作製されることが多いですが、30.0mm以内に収まれば、ほとんどの書類に対応ができる大きさになります。
角印(社印)に適したサイズはこれ!
当店で一番ご注文をいただく大きさは、21.0mmになります。また、セット販売の際にも人気の21.0mmにさせていただいております。
角印(社印)の刻印内容
刻印内容については「株式会社○○之印」のように、会社名や屋号を刻印します。会社名の文字数によってバランスを取るために「之印」あるいは「印」を付けることがあります。
会社設立には、角印(社印)が必要?
結論から申しますと、角印(社印)のご用意は任意となりますが、実印を必要としない取引や契約書などに捺印を行う際は、認印にあたる角印(社印)がなければ、実印または、銀行印を捺印する場合が発生し、基本的に実印や銀行印は対外的に多様する印鑑ではないため悪用や危険のリスクが高くなるので、認印として使用する角印(社印)をご用意することを推奨しています。
事業で使用する目的でしたら、印鑑の種類を問わず、経費として計上することができます。勘定科目は「消耗品費」勘定を使用し、10万円以上の高額な印鑑を購入した場合は「工具器具備品」勘定し、資産として計上可能。印鑑を作製し、長く使うことになるので、経費計上できるなら良い印鑑をとグレードの高い「象牙」を選ばれる方も多いです。
本柘のような木製の印鑑は、乾燥や湿気といった湿度の変化に弱いという欠点があります。印鑑の水洗い、ウェットティッシュでのお掃除は絶対にお止め下さい。細かいゴミや汚れが付着して気になる場合は、専用の柔らかいブラシを使用して、定期的にお手入れをすると長く使用できます。
大切なご印鑑を京印章制作士がご注文ごとに一点ずつ心を込めて手書きした文字で印鑑を作製しています。一般的に見られる印影は、コンピュータの印影作成ソフトを使ってフォント文字を修正して作成されます。しかし、そのコンピュータ文字を使用した場合は、どれも似た印影になりがちです。温もりある職人手書きの印影は、世界に一つだけの証。
仕上げの彫刻は、彫刻機にて荒彫りした後、機械では表現が難しい柔らかい曲線を熟練職人が印刀で丁寧に彫り、手書きの風合いを損なわないよう手仕上げ彫刻をします。完全手彫りではありません。
天丸型(ダルマ型)には、突起タイプと合わせてシールを貼らせていただいています。寸胴型には、突起はありません。シールのみとなります。
※突起タイプのアタリの素材は、黒色のプラスティックを使用しています。
天丸型(ダルマ型)には、法人の印鑑らしい風格ある印面保護キャップが付属しています。
※寸胴型の丸印には、付属していません。
印材の形状によって付属品が変わります。
天丸型(ダルマ型)の場合、印袋が付属
印面保護キャップが付属いたしますが、印袋は持ち運び用など一時的な簡易的保管手段となりますので、大事な印鑑の保管には、衝撃や乾燥に強い印鑑ケースでの保管をお勧めします。
寸胴型の場合、印鑑ケースが付属
印面保護キャップは付属いたしませんが、印鑑ケースが付属いたしますので、持ち運びの際も安心して保管していただけます。(印袋は付属いたしません。)
角印の場合、印袋が付属
印袋は、持ち運び用など一時的な簡易的保管手段となりますので、大事な印鑑の保管には、衝撃や乾燥に強い印鑑ケースでの保管をおすすめします。
会社設立の印鑑は、セットがお得!
会社設立時に必要となります実印・銀行印・角印・アドレスゴム印の単品から各組合せでセットにしました商品を下記に取り揃えています。