印鑑を捺印する際に必要となる朱肉。朱肉は、印鑑の印影を長期間鮮明に残すために使用します。契約書や重要な書類に押印する際に使用され、ハンコ文化の日本では必需品。
朱肉は、油性顔料で作られており、紫外線や多少の水などがかかっても変色や退色しにくいのが特徴で、実印や銀行印を捺印する際は、朱肉で捺印を行います。
朱肉と混同されやすい物として、スタンプ台があります。用途も同じなので、どちらを使用しても問題ないと認識されている方も多いのですが、朱肉とスタンプ台は全く別物です。朱肉の成分は、油性顔料を使用しているのに対して、スタンプ台の成分は水性インクを使用しています。スタンプ台の色が朱色だと、成分の違いのみで捺印も同じようにできますが、滲みやすさやインクの保存期間が異なるため、求められた書類に対して、正しい印鑑を使用していても朱肉の成分が異なると正しく書類が処理できなくなります。
スタンプ台の水性インクは、長期保存に向いておらず一時的に確認するために使用されることが多く、主にゴム印に使用される物です。保存年月が長ければ、退色や変色を起こし最終的には、捺印されていることが微かに読み取れるぐらいまで退色します。契約書など長期間保存を求められる捺印は、油性顔料の朱肉を使用します。
印鑑は、朱肉(油性顔料)を用いることを想定しているので、スタンプ台で捺印を繰り返すと印鑑の寿命を縮めてしまい、脆くなり欠けやひび割れの原因となります。また、逆にゴム印を朱肉を用いて捺印を行いますと、溶剤の油分でゴム印が溶けてしまいます。
スポンジタイプのため、均一に朱肉が付き捺印しやすく大量に捺印する際にも便利。朱肉のタイプは、捺印後の乾燥が必要ですが、約30秒で綺麗な印影が残せます。サイズも40号は、小型な朱肉なので、持運びの際にも邪魔になりにくい大きさなのでお勧めです。
シャチハタの朱肉とは異なり、質の良い朱肉は艶があり、重厚感のある朱色に発色することが特徴。日光印練り朱肉は、初めて練り朱肉を使用する方でも使用しやすい硬化しないタイプですので、使用前に練り直す必要がありません。長期保管でも、固まることがないので便利。自然環境に害を与えることがない有機顔料を使用しているので安心です。高級な印鑑を購入されたお客様は、是非練り朱肉のご使用をご検討下さい。印影に重さを感じることができるのでお勧めです。
主に法人印・会社印のゴム印に使用するスタンプ台です。速乾性に優れており乾燥まで約3秒で鮮明、滲みにくい印影が得られます。蓋を開けた状態でもパッドが乾燥しないのが特徴です。ゴム印を購入されたお客様にご一緒に購入するすることを推奨しております。