京都市左京区にある神社、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)通称、下鴨神社(しもがもじんじゃ)で毎年10月1日『印章の日』を記念して、9月の最終日曜日行われており、役目を終えた古印章を本殿にてご祈祷いたします。集まった古印章は、印納社(いんのうのやしろ)にて埋納式が執り行われお社に納められます。
印鑑の西野オンライン工房では、少しでも多くの方に、『印章祈願祭』を知って頂くために取り組みを行っており、毎年全国のお客様からお役目を果たしました古印章を無償で、供養・奉納を行っております。
いつも印鑑の西野オンライン工房をご利用頂きまして誠にありがとうございます。2021年9月17日から2022年9月21日までの期間にお送り頂きました古印章を下鴨神社で開催されました印章祈願祭にて祈願させて頂きましたのでご報告させて頂きます。
2022年の全国から集まりました印章祈願祭奉納・供養ご依頼の古印章になります。去年のご依頼本数は1,577本でしたが、今年はその数を上回る本数の合計1,868本でした。近年は、企業様からもご依頼を頂くことが多くなった印象を受けます。毎年、印章祈願祭の1ヶ月前ぐらいから毎日ご依頼の古印章が届くようになっており、これからも下鴨神社で行われます『印章祈願祭』が多くの方に知って頂けるよう、活動を続けていこうと考えおりますので、何卒よろしくお願い致します。
今年も古印章にメッセージが書かれた印鑑が数本ありました。手紙等を同封されている方も多く、印鑑との出会いから今回の供養に至るまで大切にされていたことが文章から伝わってきました。お送り頂きました古印章は、9月25日(日曜日)の印章祈願祭において責任を持って祈願させて頂きました。締切日に間に合わなく到着した古印章は、来年の印章祈願祭まで、当店で厳重に保管いたしますのでご安心下さいませ。
今年は去年と異なり、秋晴れの中で行われました印章祈願祭でした。コロナウイルスの感染対策は、引き続き必要な年になりましたが、去年より緩和された形での開催となりました。
気温も9月にしては高いと思えるほど、暑い一日でしたが、空を見ると秋の雲が広がっており、神社内にある木々の葉が秋色に向けて徐々に変化しており、一歩一歩季節は進んでいると思えました。
午後二時から行われます『印章祈願祭』に向けて、古印章受付でお預かりしておりましたご印鑑を全てお渡しし、受付を済ませました。ダンボール1箱も西野工房からの依頼分となりますのでかなりの数だったことが分かります。
去年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開かれていなかった篆刻教室も今年は行われておりました。実際に教室を体験されている方もいて、真剣に作業されていました。
今年は、印章祈願祭まで少し時間がありましたので、下鴨神社にある『水みくじ』に挑戦しました。授与所にある「水みくじ」を引いて、隣を流れる御手洗川(みたらしかわ)に「水みくじ」を浸すと、おみくじの結果が浮き出てくるので、小さなお子様は浮き出てくる文字を興味津々に眺めていました。今回は、『大吉』でしたので、これから徐々に繁忙期を迎える西野工房ですが、去年以上にたくさんのお客様に印鑑を手にしてもらえるよう頑張りたいですし、水みくじに後押ししてもらえた気がしました。
午後一時からは、十二単衣と王朝の舞が舞台にて行われます。着付けと舞は、毎年人気でカメラでその様子を撮影される方も多くいらっしゃいます。複数の色の着物を重ねて着ると、色のグラデーションがハッキリと分かるので、とても美しく思えました。
午後二時頃から「印章祈願祭」が始まります。本殿拝所で、最初に永年使用した古印章のご祈祷を行います。その後、場所を変え「印納社」に向かい、印納社に奉納します。今年も式に参加する場合は、マスク着用を行う必要がありましたが、問題無く印章祈願祭は進み、古印章のご供養を終え、祈願祭は終わりを迎えました。
印章祈願祭ですが、来年も行われる予定となっておりますので、当店でも眠っている古いご印鑑、新たに購入して今まで使用していたご印鑑などどうしたらよいのか分からず困っておりませんでしょうか。郵送または宅配便にてお送りいただけましたら、無償で印章祈願祭にて供養・奉納させていただいております。(その際、印面などお名前が見えないようにブログでご報告のため写真を取らせて頂く場合が御座います。)
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務めを終えた印鑑・はんこをお持ちの方は、全国の社寺で印章の供養が行われていますので、お近くの全日本印章業組合連合会に加盟しているはんこ屋さんへ印鑑をお持ち寄り下さい。西野工房でも、眠っている古いご印鑑を郵送または宅配便にてお送りいただけましたら、年に一度の印章祈願祭にて供養・奉納させていただいております。 |